次こそは!次こそは!…と願いながらまたリセット。いつ卒業できるのかわからず、暗いトンネルの中のような日々が延々と続く…これが長引く妊活のつらいところ。
若々しい卵子のためにも1回1回が勝負ということで、ついついガムシャラに頑張ってしまいすぎて自分の心を置いていきがちですね。
私もそうでしたので、年齢を重ねる焦りや、ここでストップしていいのかなぁという疑問の気持ち、すっごくよくわかります!
頑張っているのに、結果に結びつかないことで、毎回毎回気持ちを振り回されるのは何より苦痛ですね。
でも、自分なりの妊活の期間目標(みちしるべ・休憩地点)を設定することで、長いトンネルの中でも落ち込み過ぎずに、そのつど考えながら進めるようになっていけるんです。
ここでは妊活に対しての自分なりの目標設定の仕方をお伝えします。
「自分なりの」ってところが
かなり大事!!
期間目標の設定ができれば、旦那さんとの話し合いや、お医者さんとのスケジュールもスムーズですし、頑張り具合をコントロールできるようになりますので、活用してみてください。
妊活に対して自分の立ち位置を文字にして確認しておこう。
今の状況をありのままに書き出して整理してみましょう。紙でも、スマホメモでも。
事実と気持ち、入り混じっても大丈夫です。両方吐き出してみるといいですよ。
- 年齢(20◯◯年 ◯月現在 ◯◯歳)
- 体の状態・卵の状態
- 旦那さんの状態
- お医者さんの見解
- 自分の仕事の状況
- 通院への熱量
- 年末年始・夏休みなどのスケジュール
- 授かることに対しての気持ち
- 授かったら実際1〜2年、子育てをどうしていくか
- 経済的なこと
…など
日記とは別に、想いを文字にして、箇条書きでざざっと書いてみます。
あとで見直しできるし、想いが熱量になり、通院や体質改善のモチベーションにつながりますよ!
保険がきく不妊治療は何歳までかを確認して逆算しよう。
ステップアップするなら、かかる費用も気になるところ。
何歳まで保険が使えるのか(保険内でのぞむ治療が何回できるのか)を知っておくことで、そのときの気持ちと状況をあわせて判断できます。
高齢で妊活を始めた場合は、特にリミットを意識した部分で日々の行動が変わってきます。
卵子の凍結保存などは、サイクルに合わせた連続的な通院がどうしても必要になってきますので、仕事とのかねあいなど考えながら行動することになります。
経済状況でできることも変わってきますので、旦那さんと相談するときに、感情論とは別に「事実」として保険適用のリミットを確認しておきましょう。
妊活を続けるコツは、自分なりの休憩ポイントを設定すること!
妊活を全力ダッシュでずっと続けるのは、心も体もキツくなるのがあたりまえ。
妊活はすぐ終わるかと思ったらなかなか授からず、意図せず長期戦になることも。
「いつ終わるのか誰も分からない」
これが妊活で一番やっかいなところだと思います。
最短でゴールしたいって、いーっつも思ってたよ。
結果、かなりの年月過ぎていたけど…
急にゴールがくることもあったり、
予測不能なのが妊活なんだニャ〜
いのちの不思議の部分でもあるので、やっかいとは思わず、いつでも待っている気持ちでゆったりと構えたいですね。
ですがやっぱり、仕事やほかのこととも関係してくるのでメンタルの維持がなかなか難しいところ。
ただ、やみくもにダッシュして息切れしたり、毎回落ち込みすぎてしまうと、普通の生活のほうも疲れてしまいます。
自分で目標を設定して「ここまでは、まず頑張ってみる!」と向き合っていくのがおすすめです。
少し先に自分の目標地点を設け、そこまでにできる妊活や治療をし、そしてまた見直す。
妊活をマラソンのように長距離走だとすれば、ポイントポイントで区切って考えながら取り組むことが大事になってきます。
42.195kmを走るマラソンランナーでも、「あの角までは」「あの電柱までは」「あの坂になったら」と状況をみながら目標を作って走っているといいます。
自分の体の現状と、まわりの状況を見極めて判断しているんですね。
妊活でも、ほどよく目標設定しておくと、そこまで走り抜けてまた確認ができます。
1年ぐらい先をぼんやりイメージしつつ、まずは何ヶ月か先に目標になるマークを設定します。
ここが自分なりの休憩ポイントになります。
この区切りは休暇などのスケジュール合わせでもいいですし、年齢や、わかりやすい記念日なんかでもいいですね。
ここまで(何歳まで)この治療で続けてみて、そこまでいったらまた考えよう。
ここまで(何ヶ月)この治療をやったら、ステップアップに向けてお金のことを話し合おうかな。
お医者さんの提案も大事ですが、あなたが生活の中で妊活にどう取り組みたいのかも大事にしてあげてくださいね。
そしてわからなくなったら、メモを見なおして計画を立て直したり、一時的に妊活をお休みするのもアリだと思います。
私も、「よーし、しばらく妊活は休む!」と割り切って過ごした時期もありました。
今思えば、すごく大事なリフレッシュ期間だったと思います。
自分で決めた目標地点まで走り抜けたら、心と体の確認タイム。
例えば、妊活の次の目標地点を、季節の気温の変わる頃を区切りにして「3ヶ月後」と設定したとします。
気温が冷えてくる3ヶ月後までに、何をしてゆく?と考えていきます。
・体を温める飲み物を飲んでみよう。
・治療はお医者さんのすすめた漢方を続けてみよう。
・シャワーだけだったけど、お湯をためてお風呂に入るようにしよう。
などなど。
そして決めた3ヶ月間、治療・生活改善などをしてみて、休憩ポイントに到達したら、とりあえずやってほしいことがあります。
それは、目標地点までやってきたことを自分でたくさんホメること!
「よくやったねー。プラスアルファ、こんなことも頑張ったね。」
この日くらいは食べ物も好きなものを食べるなどして、ゆるく過ごしてください。
そして目標地点まできたら、その時の体の状況と心の状況、治療に通える状況、いろいろな観点からまた設定すればいいんです。
「人の心は時とともに変わる。」
だからこそ、設定した目標地点についたら、そのとき・その状況の心で素直になって、次の目標地点について考えてみてください。
妊活は人と比べない。いのちを授かることにチャレンジできた一瞬一瞬を大切に過ごそう。
考え直すということは結果が出ていない
つまり、
ここまでやったけど、ダメだった・・・。 と思ってしまいがちです。
はい、私もそうでした。
ですが、そんなことないです!!
絶対に自分を(自分たちを)責めすぎないで。
ダメだった・・・を刷り込みすぎるのは危険です!
なぜなら、来なかったことは残念なことではあるけど、あなた自身がダメだったわけではないから。
それよりは、
- 「ここまでやったからこそ、次を考える状況に到着した。」
- 「ここまでやったからこそ、パートナーとまた次のことを話しあうことができる。」
この考え方がすごく大切だと思います。
誰かの授かるのを見ていると、ウチも早く…と焦ってしまいますが、
いのちの宿るタイミングは人智を超えたところにあるんですから、
「いのちが来るってあたりまえじゃない」ってまず二人が学べてるのがまず、すごいこと!!
いのちって赤ちゃんだけのことじゃないですからね、生きているひとも、死にゆくひとも、いのちに関わっているわけだから…。
そういう世の中のいのちに対しての見方が、温度差はあるにせよ二人の共通事項としてできたってだけでも、二人の歩んでる道の意味はもう変わってきてる。
もちろんいい関係に!!!
まずは設定した期間目標に向かえているその1日1日は、二人が刻んでいる大事な時間だということ、もっと誇りにしてください!
ウチはいま、いのちに向き合ってる、すごーい夫婦だよ。家族だよ。って!
決してダメな日なんかひとつもないってことです。
妊活お休み中でさえも、一度いのちに向き合って赤ちゃんを待ったことのある夫婦や家族は、あったかいチカラがあるものです。
このことは、ぜひ覚えていてくださいね。
【 まとめ 】
- 妊活に対して自分の立ち位置を確認しておこう。状況・気持ちをメモしておく。
- 保険がきく不妊治療は何歳までかを確認して逆算する。戦略をたてるのも大事です。
- 少し先に自分の目標地点を設け、そこまで今できる妊活や治療をし、そしてまた見直す。
- 目標地点設定 → やってみてその地点まできたら確認 → 再度設定(お休みも含む)
- このくり返しです!!
人と比べず、自分たちなりの目標地点を作りつつ、気持ち・状況を大切にして進んでいくことが重要です。
目標地点までがんばったらご褒美に、温泉なんて行くのもリフレッシュになりますね。