30代ならまだ妊娠できるという気持ちと、からだの謎。
私の場合、30歳で結婚、32歳のときに一度自然妊娠しています。
そこから40歳で初めての出産に至るまで、途中何回かのお休みも含め8年の妊活の期間が必要でした。
初めての妊娠のときは自然妊娠8Wでの稽留流産だったんですけど、お医者さんからは「母体には問題がない」と言われていたので、気分的にはとても落ち込みましたが、体の回復次第でまた次を考えればいいと思っていました。
しかし、実はそこからが長い妊活のはじまりでした。
あきらめられないなら、妊活に向けしてゆくべきは「体づくり」。
一度妊娠できた、ということは次に対してのモチベーションになりましたが、その一方で、ずっとあきらめられない要素でもありました。
私が30代を妊活に費やしたのも、そんな理由からです。
卵管や筋腫もなく、また主人のほうにも特に異常がないので、タイミング療法から始めましたが、全然うまくいかず。
人工授精へと進み、何回もチャレンジしましたが、これもまた撃沈の日々。。。
「不育症」ということがわかり、治療というより体質改善をしなくては、妊娠はしないだろうということになりました。
高額の治療にステップアップする前に、これは本気で体づくりと向き合うことが必要だと実感しました。
自分の体は、守り育てる「最良のベッド」。
女性の体については、小学生の保健体育の授業で教えてもらった通りなんですよね。
当時はわかりやすい言葉で先生が説明してくれました。
「子宮でたまごを守り育てるためのフカフカのベッドが剥がれ流れ出ていき、
そしてまた再生していく。そのサイクルの繰り返しが毎月の生理なんですよ〜。」
思い返すと、本当にその通りで、けっこうシンプルな話ですよね。
剥がれ、流れる。。。
再生する。。。
待てよ? 再生? 再生能力!!!
うん、これだ!!
私自身がたまごにとって、よいベッドになれているのかな?と改めて考え、「まだできることはある!」と行動してみることにしました。
30代妊活の体づくりは40代の元気を支える基礎にもなる。
40歳に近づくにつれ優良な卵子は少なくなり、ベッドのほうもフカフカ具合が悪くなる。
そんな残念なお知らせに対して、時間をかけて突き進んでいくということ。
なかなかな、アウェイの状況ですね。
いやほんと、手探りの日々で、キビシイ状況でしたよ。
ならば、細胞から元気にならないと!というところに行き着きました。
そしてその目標に向け、食を中心とした生活のあり方を自分なりに調べながら追求してみました。
これは、今でもとても役立っていて、自分の中で体の調整法があると、40代でとても助かります。
私自身は、妊活はもちろん、その超えた先の高齢出産でも通常に出産ができ、産後の回復も早かったです。
また、日々元気に過ごせる基礎になります。
育児にしても、仕事や趣味をやるにしても、そして親世代やまわりの人とのやりとりも。
なぜか、40代ってやること多いんですよね。そして「自分が元気でないと今日一日回らないなぁ」と感じる瞬間が多いです。
(もちろん無理は禁物です! ヤバい日はゆっくり休むことも大切です。)
以前は寝て起きれば疲れも回復していたからそんなに気にしなかったけれど、寝ても疲れがとれにくくなっていたりと、30代に比べ生活するだけでも活力も必要だなと痛感しています。
40代でチビを追いかけ育児するのは思った以上に体力も使います、子のお世話や看病などにしても、そして親のことも気になってくる世代です。
「まず自分自身が元気な体でいることが大事!」とお伝えしたい!!!
そして、生活スタイルで変化を期待できる部分もたくさんあります。
まずは体と向き合って、細胞からフカフカのベッドに近づけつつ、たまごをお迎えするのでもいいのかなと思います。