自分のこと、大事に思えていますか?
妊活を続ける中で、初めはすぐ妊娠にいたると思っていたけれど、なかなかだと最初は自分を責めちゃいがちですね。
しかし、だんだん続けているうちに、ふと「いのちとは」ということを考え出す時がくるかと思います。
妊娠すればそれでいい、じゃなくて、そこまで見つめてみたことがある人は、その後の育児やふれあう人とのことも、そして妊活をしている自分のことも、「ひとつのいのち」として大事にできていくんじゃないかと感じています。
そんな「いのちとは」を考えたいときに、何かにつまずいたときにおすすめなドラマがあります。
赤ちゃんが無事に産まれることは当たり前ではない、妊娠・出産にはさまざまなケースがあるけれど、まず「いのち」そのものが素晴らしいと気づかせてくれるドラマ「透明なゆりかご」を紹介します。
「透明なゆりかご」は2018年にNHKで放映された、マンガ原作のドラマです。
原作は、沖田×華(おきたばっか)さんの「透明なゆりかご〜産婦人科医院看護師見習い日記〜」というマンガ作品です。シビアな問題も取り扱っているのですが、絵柄のタッチはとてもほんわかしていて可愛い感じです。
沖田×華さんはほかにもアスペルガー症候群を持つ小学生「ガキのためいき」などを描かれていますよ。
ドラマのほうにもこの「ほんわか感」が漂っていて、やさしい感じが伝わってきます。
主演は【清原果耶さん】透明感あふれる演技が魅力です!
清原果耶さんは2015年、連続テレビ小説「あさが来た」ふゆ役で女優デビュー。
とても初々しくて、主演の波瑠さんと一緒に「さわやかな印象ですてきな女優さんが出てきたなぁ」と思っていました。
わたしは、この「透明なゆりかご」をみて、さらに大好きになりました!
役柄も難しかったと思いますが、このドラマで「東京ドラマアウォード2019」主演女優賞など多くの賞を受賞したとのことです。
脚本は安達奈緒子さん、のちに「おかえりモネ」でも、この清原果耶さんと安達奈緒子さんとの組み合わせなので、当時朝ドラも楽しみにしていました。
「おかえりモネ」のOPテーマ、BUMP OF CHICKENの「なないろ」もとってもさわやかで、気持ちの良い朝とお天気のイメージぴったりでしたよね!
すっかり清原果耶さんへの熱さを語ってしまったので、軽くあらすじを。
ドラマ「透明なゆりかご」のあらすじ(軽め)
看護学科の高校3年生の青田アオイは、母親のすすめで産婦人科院の見習い看護師として働くことに。
子供が苦手なのに加え、中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになりながらも、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。
幸せな出産ばかりでなく、中絶や死産といった産婦人科の“影”の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命への“祈り”にも似た想いが描かれています。
脇をかためるキャスト陣が、あたたかいドラマを形作っています。
個人的に好きな俳優さんたちがたくさんでていて、ぴったりな役柄で化学反応しています。
リアリティありながらもどこか儚い透明感が作品中に充満していて、そこがまた大好きな作品です。
メインは産婦人科まわりの方で、エピソードごとにゲスト式で登場しますが、じつは外側でつながっていたりして、ひとりひとりの役者さんが本当にそうやって生息していそうな気がします。
青田アオイ(清原果耶さん)・・・主人公
由比朋寛(瀬戸康史さん)・・・産婦人科院長
青田史香(酒井若菜さん)・・・アオイの母
町田真知子(マイコさん)・・・妊婦さん
町田陽介(葉山奨之さん)・・・真知子の旦那さん
望月紗也子(水川あさみさん)・・・看護師
榊実江(原田美枝子さん)・・・看護師
ほかにも
安藤玉恵さん、 平岩紙さん、 田畑智子さん、
モトーラ世理奈さん、 柄本時生さん、
イッセー尾形さん・角替和枝さん
などなど。
素敵な俳優さんたちが多く出ていて、個人的にたまらないラインナップ。
あれから何年か経っていますが、若い俳優さんたちもそれぞれに活躍中ですね。
瀬戸康史さんいいですよねー。「グレーテルのかまど」よく観ています。
水川あさみさんも大好きです! この役柄の中では妊活をしていて、すごく感情移入して観ていました。仕事も、妊活も、そのバランスで悩むんですよね。
その後プライベートでご出産されたので、なんだか勝手にこの役のことを思っちゃって、ママになられてよかったなぁと思っています。
あまり熱く書いてしまうとネタバレになってしまうのでこのへんで。
「いのちとは」を考えるのにぴったりなドラマ「透明なゆりかご」
わたしも長い妊活がなければ、ここまでいのちのことを考えたりしなかったかもしれません。
いのちがくるってことはどんなこと?
去っていってしまうってこととは。
残された側のこと・・・
私は、流産もしたからこそ、そこが気になっていたのもあります。
このドラマであらためて、いのちが宿るということにまつわるいろんなケースをみることで、妊活にチャレンジしていることもムダじゃなかったなぁ。と思えました。
Charaさんの『せつないもの』の声と音楽がまたやさしくて。
妊活で味わった、いろんなせつない気持ちが、涙とともにあたたかく洗い流されていくようでした。
でも、つらい時期はムリにお産などのドラマを自分から観る必要はないですよ。
心と体調にあわせて大丈夫そうなときに、で。
妊娠・出産にかぎらず、いのちを考えるって自分のいのちの生き方にも通じてくるから、じつは男性にも学生さんにも観てほしいかな。
そして「どう育ててもらって今の自分があるか」をとても感じるドラマになっていると思います。
いのちを考えるのにぴったりなドラマ「透明なゆりかご」をぜひチェックしてみてくださいね。
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