またリセットか…。へこむなぁ…。
妊活にトライしても何回か良い結果にならないと「自分なんてダメだ」と落ち込んでしまいますよね。
不育症で悩んだ私が、体づくりに向き合うときにイメージしたことは、「種から出る芽」と「畑の土」。
胎芽にしっかり結びついてほしい、そんなことを考えて、毎日の衣食住を見直していましたよ。
「種から出る芽」と「畑の土」おたがいの関係性から妊活のヒントを見つけましょう。
心拍確認は楽しみであり緊張。見えないからこそ胎芽自身が持つ「育つ力」を信じよう。
初めての妊娠のときに8週で流産となってしまいました。
心拍確認の2回目でした。
お医者さんは、
「今回は育つ卵のほうに原因があったのだから、母体のほうは原因ではないですよ、決して自分を責めないでね。」
と言ってくれました。
悲しくて、切なくて、自分を責めました。
「短くても寿命は寿命だったんだな」と思えるまでかなりの年月を要しました。
けれどそれからは、「育つ力」を信じることも大切だなと考えるようになりました。
せっかくきてくれたたまごちゃんだったけれど、自らのポテンシャルを100%発揮しきってから去っていったのだなと思います。
胎芽の「育つ力」は根っこから吸収する前にも発揮されている。
妊娠7週までの赤ちゃんはまだ「胎児」ではなく、「胎芽」と呼ばれます。
芽ではありますが、自らがあわせもった力で大きくなっていく時期。
精子と卵子が出会って受精卵になり、育ち初めのときはまだ胎盤ができていないので卵黄嚢というお弁当箱から栄養をとっています。
胎芽をエコーで確認すると、ちゃんとお弁当が見えることもあるそうです。
初めのうちは卵黄嚢から栄養をとりこみ、徐々に器官ができていくわけですね。
植物の種が自分で根をはるまでの時間に似ていますね。
植物の種には日光と水と土に反応して芽を出すという遺伝子が組み込まれていますが、机の上においておけば、ただの固い種そのままです。
種でない多肉植物は、空中にちぎれた葉を置いておくだけでも、切れ目から空中の水蒸気をさがして、精一杯根っこを伸ばします。
ちなみにこちら、うちの多肉ちゃん。
落ちた葉っぱを放置しておいても、芽と根を伸ばしています。
生きよう生きようとしているのが
伝わってくるよね。
ちっちゃな芽、けなげで、かわいいニャー!
「育つ力」をフルに発揮して次の芽を育てようとしている多肉植物の姿は、胎芽を思わせてくれますね。
さて、胎盤ができてくると卵黄嚢は役目を終えて、胎盤からの栄養補給となります。
お腹のなかで一生懸命根をはり、いよいよつながってこちらとの共同作業が始まっていきます。
胎芽から胎児と変わる時ですね。
「育つ力」を信じながら、畑の土をイメージして自分の「育てる力」を耕していこう。
胎芽にも自分で「育つ力」があるとわかると、こちらもそれを囲むよい環境を整えてあげたいと考えますよね。
でも、自分だけが責任を感じすぎることはないですよ。
見えない時期だからこそ、「育つ力」を信じることで安心して、こちらのできることをすればいいんです!
育っていく芽に対して、こちらは「いい畑の土になること」をイメージして、自分を耕していきませんか?
食べ物や睡眠時間、からだを冷やさない生活をひとつひとつつくっていきましょう!
旦那さんともホッとできる間柄、いのちを迎えるこころの環境を整えたいですね。
そして大切なことがもうひとつ。
あなた自身も、旦那さんも、地球に生きる人は全員、この「育つ力」をもって生まれてきたいのちです。
それだけで、すごいことなんです!
だからこそ、いのちをお迎えする前も、その後も、、、、
どんなときも、この「育つ力」を思い出していけるといいですね。
受精卵の「育つ力」・ 自分とパートナーの「育てる力」、両方を信じていきましょう。