親の介護は何歳から?突然やってくる親の面倒に備えておこう。

40代ともなると親も高齢になってきていて、突然の急病や介護など対応に追われることもありえます。

あなたの両親、またはパートナーの両親はご健在ですか?

今回は私の70代の両親の急病で考えた、親の面倒や介護の備えについてのまとめです。

もくじ

突然くる親の病気、いつまでも元気でいると思っていたらNG。

私の両親は70代前半です。普段元気なのであまり気にせず、たまに遊びにいったりしていました。

ですが、両親が同時期に病気にかかり、近くに住む自分が面倒を見る状況になりました。

  • 父:定期検診で初期のガンが発覚し、急遽手術が決まり入院。
  • 母:コロナワクチンの後少し体調不良で食欲が減退していたのですが、父の入院を機にとてもやつれてしまい、体力が落ち自炊が難しい状況。

父は大きめの病院に入院したので、食事なども心配ありませんでしたが、コロナで面会謝絶でした。

手術日は全身麻酔とのことで、病院からの連絡は私がとることに。

しかし高齢になってくると術後の回復が遅く、入院期間が延びてしまいました。

困ったのは母の病状のほうで、いろいろ病院をまわりましたがこれといった病名がみつからず、具合が悪いのに入院もできないので、どんどん体力が低下していていきました。

どうしていいかわからず、付き添いながらも心配でした。

寒い時期に母が夜一人になってしまうので、泊まって朝の様子を確認して家に戻る生活を一ヶ月くらい続けました。

うちは旦那は朝が早い仕事で、子どもがまだ小さいので朝には戻らなくてはならないのと、仕事の合間に母を病院に連れて行ったり家事を2軒分するのがとてもキツかったです。

Romi

メンタル・体力、こちらまで削られていくから
分散させるのがコツですよ。

ひとりでかかえないで!協力してもらう人を確保しましょう。

日々のことで体力も限界なのに、親のことまで追加されてあまりに大変過ぎるので、自分の体調が壊れる前に、まわりにSOSを求め対処しました。

①旦那に子どもと夜寝てもらって、夜間実家の母の具合を見に行きました。

子どもの寝かしつけは私がし、旦那帰宅後に実家に出発。朝母の様子を確認し旦那とバトンタッチ、子どもを送り出し後、また実家に戻るという生活でした。

子どもの朝の支度を少しみてもらってから出勤してもらう日もありました。

②叔母や兄弟に助けを求め、母の看病を頼める日はお願いしました。

コロナがピークの時期だったので、子ども帰宅後に一緒に連れていくのも危険でした。

大人のほうがマスクをして距離もとれるので、精神的にも安心できます。

兄弟は他県に住んでいたので気がひけましたが、週末は一泊して見にきてくれたので、状況を一緒に考えて行動してくれたので頼もしかったです。

叔母も気兼ねなく頼めました。コロナで会えていなかったのですが、LINEなどしてつながっておいたのがよかったと思います。

③地域包括支援センターに連絡・相談。

母の病気がわからないので病院を転々としてしまったのですが、兄弟が検索してくれた「地域包括センター」の人に状況を知ってもらうために実家にきてもらい、相談をしました。

母の様子を直接問診し、検査の資料などから手段を一緒に考えてくれて、受診すべき病院を予約してくれました

結果的にアドバイス通りの受診で母の状態もよくなり、元気を取り戻せて、本当に助かりました。

要介護の状態ではないのですが、父母の状況を知ってくれている人が地域にできたことで安堵感があります。

担当の方が毎回来てくれるのであたたかい声掛けもしてくれて、私の精神的負担も考慮してくれたのがありがたかった!

おかげで、なんとか父の退院までつなぐことができました。

また状況が変わり次第、お世話になるときも話が早いので心強いです。

親の介護には早めに備えるのが安心。家族・親戚・知り合い・地域包括ケアシステムをうまく取り込もう。

2025年には団塊の世代が75歳以上となるそうです。

「認知症高齢者」や「単身高齢世帯」等の増加は必須ですね。

前回あったときは元気そうだったのに、急に倒れたり不調になったり、いつ要介護状態になってもおかしくありません。

親と同居していれば生活の状況はだいたいわかりますが、実家と離れて住んでいるとたとえ近くても分かりにくいことを実感しました。

家族・親戚・知り合い・地域システム、いろいろな人と協力して、自分の負担を軽くしたり、チームとして一緒に考えることがとても大事です。

まだまだ早いと思わないで、会ったときや帰省したとき、親や実家の様子をチェックしてみてください。

そして「あれ?ちょっと変かな、心配だな」ということがあれば、まわりの人と作戦会議をしておきましょう。

  • 親が調子を崩したときは誰が見る?
  • 生活はどうやってまわす?
  • 通院の補助・家事・夜間の見守りはどうする?

包括センターの方などプロの目線でみてもらうのも大事です。

  1. 親の介護は突然くるかもしれないので現状をチェックしておく。
  2. ひとりでかかえない、家族・兄弟・親戚・知り合いとチームを組む。
  3. 地域包括ケアシステムなどを利用し、プロの意見を取り入れる。

私が利用した地域包括システムについては地域によって異なる対策があるようですよ。

お住まいの地域ごとの介護に関するサービス・対策をチェックしておきましょう。

詳しくは厚生労働省のサイトを参考にしてくださいね。

厚生労働省「地域包括ケアシステム」

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