やっとパートナーとの生活がスタートしたというのに、すぐに襲ってくるこんな言葉たち
「結婚したの? おめでとう!」
「赤ちゃん見られるの楽しみにしているよ。」
結婚直後に常套句のように並んでくるこの2つのセット。
こちらがすぐに子育てしたいかどうかも確認もせず、価値観の押し付けのスピード感が凄い!
どうも親やそのちょっと上世代(70代〜)に多いような気がします。 ※個人の感想です。
そりゃーね、こちらだって落ち着いたら
すぐ子育てする予定でしたよ。
私は30歳で結婚、お付き合いの期間も長めでした。
なので、結婚して少しだけ二人の時間を過ごしたら、子育ても始めようという予定でしたが、予定通りいかず、そして何年もが経過しました。。。
ちょっと自分を責めてしまうような感情が湧きました。
地味に傷つくんですよね。
その人の経験のない話は辞書にない。だからかける言葉が違うだけ。
今でこそいろいろな価値観が浸透してきていますが、ベビーブーム真っ只中だった自分の親やそのちょっと上世代は、どうしても不妊治療という概念が少なめな傾向に感じます。
“ 結婚したら>>>そろそろ子育て。”
そんな方程式の方が多いので、そんなに気にせずに、冒頭の言葉を両方セットで投げかけてきているだけのようです。
近年では結婚ではなくパートナーという形をとることもあるし、子育てしないと決めて結婚に臨む人もいるし。
「今は多様化しているんですよ〜!」と上の世代にお伝えしたいですけど、どうもその方程式ががっちり組み込まれている。
多様化については上世代の方たちもニュースなどを見て知っているはずなのに、咄嗟のときにはその方程式の価値観が言葉になってしまう。
それでも、私が不妊治療を長年している中で、ずっと不妊治療していたっていう親世代の方に出会いました。
当時は専門のクリニックも少なく、他県まで旅行バッグを持って何泊か泊まり込みで通ったなんていう話しもしてくれました。
そのマダムは、やはり気持ちやからだの面、それに金銭的にも苦労もされていたので、私の気持ちにいつもとっても共感してくれました。
当時はさらに治療も高額だったから、
大変だったみたい。。。
親世代目線からと不妊治療の当事者の目線からアドバイスをくれるので、よく愚痴をきいてもらいました。
そうなんです、自己の経験のない話は、その人の辞書にないので、「結婚=すぐ出産」というストーリーだけでこちらに話しかけているだけなのです。
「結婚のあとは、出産、子育て、その経験が私は良かったわよー、あなたにもぜひ経験してほしいわぁー。」
こちらがどうというのはあまり気にしていなく、要は自分の経験値で「幸せであってほしい」ってことを熱量で伝えてきているだけなんですね。
言葉の受け取り方のコツは、言葉通りでなくフィルターにかけること。
言葉通り受け取ってしまうと、
- 子供が授からない→期待に応えられない→ダメな自分。
- 子供が授からない→私だってずっと待ってるんだよ→分かってないなぁ、何あの人(ムカっ!)。
となってしまいがち。
なので、全体から「こっちを思いやってくれているやさしさ」の成分だけを抽出して、受け取っておくのがコツです。
私の場合、【 ありがとうフィルター 】と呼んでいます!
先程言ったように、言葉にはその人の経験や思い込みが混じっているので、フィルターにかけちゃってください。
思いやってくれてありがとうございます。 それだけでOK!
イメージするとこんな感じです
このありがとうフィルターに残ってしまった言葉の内容は除去して気にしないことが一番。
例えばフィルターを通過した内容の受け取り方はこちら
- 結婚を祝福してくれて、ありがとうございます。
- あとはどうなるかわからないので、その時その時で楽しんで暮らしていきまーす!
全部受け取らなくて大丈夫なんですよ!
ありがたい、あったかいものだけ受け取って、あとは捨てる!
今できている・できていないなどは気にしないで済みますし、これくらい流せるようになると、とてもラクですよ。
人の善意だけ抽出すれば、「こちらにかけてくれた想い」はムダにならないですよね。
そしてこれは妊活に関わらず、今後もいろんな場面で出てきますので、よかったら活用してみてください。